絶えず周辺諸国の支配下に置かれ、過酷な運命に翻弄されながらも歴史を紡いできた国々。
人々は、身近な自然を愛し、受け継がれた伝統文化が深く息づいており、訪れる旅人達を魅了しています。
それぞれの国の生活様式や国民性には類似性がありますが、各国とも独自の文化と言葉が存在しています。
三カ国ともEUに所属しているので国境審査がなく、時差もなく、通貨や気候が一緒なので国をまたいで気軽に旅することが出来ます。私たちにとってどこか懐かしく心を豊かにしてくれるバルト三国へ、ぜひお出かけください。
サウナ
個性豊かなマナーハウス
「島」がおもしろい!
ユネスコ無形文化遺産のスモークサウナ。モースカファームはタリンから約3時間、タルトゥから約1時間30分の場所にあるスモークサウナ所有の施設。サウナはエストニア人の精神的な部分とも深く結びついており、文化的また歴史的アプローチからスモークサウナのお話を聞くことが出来てとても面白い。エストニアの一般家庭料理も食べられます(要予約)。
各地に点在するマナーハウスはそれぞれ異なったこだわりのテーマが。極上の休日を過ごしましょう。
中でもカウマナーは全20部屋デザインが異なり旅好きのオーナーが世界を巡って受けたインスピレーションを元にデザインされており、デザインが優れたホテルに贈られるワールド・ブティック・ホテル・アワードを2016年に受賞しています。
ユネスコ世界無形遺産のキヒヌ島、島全体が博物館のようなムフ島など、独自の文化が発達。
キヒヌ島は女性が着る鮮やかな赤いスカート“クルト”がこの島の象徴。
ハンザ同盟で栄えたリガ旧市街
ミトンの手袋
生活に息づく伝統文化
バルトの真珠とも呼ばれるユネスコ世界遺産の街並み。リガ大聖堂やブラックヘッドの会館は必見です。カフェ、レストラン、雑貨屋、お土産屋など街歩きも楽しい。
繊細な柄や豊富な色で作られるミトンの手袋はまるで芸術品のような美しさです。お気に入りのミトンを探してみてくださいね。
手工芸品から食文化まで、受け継がれてきた民族文化を五感で感じてみましょう。毎年6月に民族野外博物館で行われる「森の民芸市」ではラトビア全土から個性豊かな手工芸品が集まります。
教会
多様な建築様式のヴィリニュス旧市街
ミックスカルチャーを楽しむトラカイ
教会が多い国として知られ、ヴィリニュスでは1つの窓から3つの十字架が見えると言われるほど。
歴史ある建造物が立ち並ぶ、中世の面影をそのまま残す街並み。様々な建築様式を見比べるのも楽しい。モダンなカフェやレストラン、スーパーマーケット、雑貨屋などを巡ると時が経つのも忘れます。
湖に囲まれた美しいトラカイ城、少数民族カライメ族の民族文化など、多様な表情を見ることが出来ます。キビナイと呼ばれる窯で焼いたパイの民族料理があります。ヴィリニュスから車で約30分。
地元産の新鮮な食材を丁寧に料理した食事は、
お肉料理や美味しい乳製品に加え、ピンク色の赤カブスープ、
豊富なジャガイモ料理、ライ麦パンなど郷土色の強い料理もあります。
旅行に欠かせないのがお土産。
陶器、織物、ニット、ミトン、木工製品、蜜蝋、ハーブティー、はちみつ、琥珀、リネンなど。
お手頃価格で上質な商品が手に入ります。