特集
特集 ムーミン谷の仲間たちに会いに行こう!
クルーブハル島
垣間見える、自然を愛したトーベの暮らし
トーベ・ヤンソンが51歳を迎えた1965年から26年間まで毎夏、パートナーのトゥーリッキ・ピエティラと暮らしたクルーヴハル島は、電気もガスも水道もなく、トーベいわく「1周するのに8分かからない」岩だらけの小さな島です。小屋の中の調度品はトーベが暮らしていた頃のままに大切に保存されています。違う風景が見えるように、4つの壁にそれぞれ窓がつき、サウナのある地下室へと続く床の扉。初夏、盛夏、晩夏、1日と同じ表情を見せない自然の厳しさと優しさがすべて感じられる島です。(ツアーでのみ訪問可)
トーベが少女時代の夏を過ごした家
ムーミンの由来となった落書きが残る
ヘルシンキに住んでいたヤンソン一家は、毎年夏になると海と森に囲まれたペッリンゲの地で親しい友人家族の敷地のコテージを借りてすごしていました。ある夏、弟と喧嘩をして負けたトーベは、悔しさと自分へのやりきれない怒りでトイレに籠もり壁に落書きをしました。少女の複雑な感情が産んだ不格好で不思議な生き物、これが初めて描いたムーミンといわれています。今ではみんなに愛されているムーミンの誕生の秘話です。友人家族は今でもこの家に暮らしています、そしてこの貴重なムーミンの落書きは今では部屋に移されて大切に保存されています。(個人宅のため通常は訪問不可ですが特別にツアーで訪問します)
モラン岩
ムーミンのキャラクターを再現
トーベゆかりのペッリンゲに「モラン」が!忠実に再現できるよう原作の寸法を測り夜中に目と口を描いた作業をしていたとか。(ツアーで訪問します)
ソーデルビーボーデン
常連だったトーベの思い出話に花が咲く
クルーヴハルですごす夏、島での生活用品を買い出しにいつも通っていたイェルダさんのお店。当時トーベとお茶を飲みながら過ごした楽しいひとときの思い出を語ってくれます。(ツアーで訪問します)
Photo : Finn Corporation
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