フィンランドはほぼ日本と同じ広さの国。西欧と東欧が融合した建築が美しく、緑あふれる爽やかな土地です。南北に細長い国なので、地域によって気候や特徴があります。
日本ではサンタクロースとムーミンの故郷として知られるフィンランド。フィンランドのベストシーズンは太陽あふれる夏と、北欧ならではの白銀の冬。秋もオーロラを見ることができるので、近年注目を浴びつつあります。
ヘルシンキはユーラシア大陸最北の国際的でモダンな首都。古都トゥルクがある西部は美しい群島地域。かつて工業都市として栄えたタンペレ周辺はデザインが盛ん。森と湖が存分に堪能できる湖水地方。フィンランドの原風景が残るカレリア地方。先住民サーミ人の住むラップランドではオーロラも見ることができます。様々な顔を持った魅力的なフィンランドのどこを訪れますか?
一国の首都でありながらコンパクトにまとまっているヘルシンキ。主要なスポットは徒歩やトラムなどで簡単に巡ることができます。地元の人々は旅行者を温かく迎えてくれ、時間の流れは何となくゆったり感じられる街です。その流れに合わせてぜひのんびりとお過ごしください。映画「かもめ食堂」の舞台になったカフェレストランや屋内マーケットもありますよ。
北極圏の入り口に位置するロヴァニエミ。サンタクロースに会えるサンタクロース村のある街です。サンタクロース村の近くにはクリスマスをテーマにしたサンタパークもあります。街の中心には、市庁舎や劇場、図書館など建築家アルヴァ・アアルトによって設計された建物があります。夏は白夜の下でハイキング、冬はオーロラにスノーアクティビティと大自然との触れ合いを楽しめます。
フィンランド西部に位置するトゥルクはかつて首都として栄えた歴史ある街です。トゥルク城や大聖堂をはじめとして多くの古い建物が見られ、市内を流れるアウラ川沿いにはおしゃれなカフェやレストランなどが並んでいます。人気のムーミンワールドやスパ・ホテルのあるリゾート地ナーンタリへのアクセスも良いです。
ネイチャー
「森と湖の国」と呼ばれるフィンランドは国土の半分以上が森と湖です。ちょっと街を離れれば、森でのベリー摘みやキノコ狩り、ハイキングを楽しむことも可能です。また、湖水地方の景色はとても美しく、湖沿いのコテージでサウナに入ったり、ゆっくりと贅沢な休日を過ごすこともできます。
デザイン
フィンランドを代表する建築家アルヴァ・アアルト。彼のデザインを身近に感じられるのがアルテックの家具。そのほかマリメッコのファブリックやアラビア、イーッタラのテーブルウェアなど機能性と芸術性を兼ねそろえたフィンランドデザインは一見の価値があるだけでなく、ぜひ生活の中に取り入れてほしいアイテムです。
エクスカーション
ヘルシンキ近郊にはアーティスト村「フィスカルス」や、ムーミン原作者のトーベ・ヤンソンが夏の間滞在したポルヴォー、ムーミン美術館のあるタンペレなど日帰りで楽しめる場所があります。国立公園でのハイキングももちろん気軽に体験できます。また、港町ヘルシンキからは近隣諸国へのクルーズも楽しめます。旧市街が世界遺産に登録されているエストニアの首都タリンへは日帰り旅行も可能です。