特集
特集 ムーミン谷の仲間たちに会いに行こう!
トーベ・ヤンソンのアトリエ Ullalinnankatu 28
ムーミンの物語が次々と生まれた部屋
1944年から移り住んだアトリエは、天井が高く冬になると寒くてコートを着込んで制作をしていたとか。2001年に亡くなるまでここを拠点に生活をしていました。入口には彫刻家の父ヴィクトルが幼少時代のトーベをモデルに制作したレリーフが残っています。(外観のみ見学可)
トーベ・ヤンソンンの墓
静かに眠る名作家をしのぶ
2001年6月27日、86歳でトーベは息をひきとりました。いつも周りには家族や友人たちがいました。今は静かに父ヴィクトルの彫刻に見守られヒエタラハティの墓地に安らかに眠っています。
トーベ・ヤンソンの生家
トーベの想像力が磨かれた家
カタヤノッカ地区ロッカ通り4番地で19歳まで家族で過ごしました。円形の窓から外を眺めたり、絵を描いて家の中で過ごしたりすることが多かったトーベ、両親から外で遊べと言われると中庭のゴミ箱の上で読書していたそうです。
トーベ・ヤンソン公園
幼少期のトーベの思い出の場所
2014年生誕100年を記念して8月9日トーベの誕生日に、子供時代を過ごしたカタヤノッカ地区の小さな公園が「トーベ・ヤンソン公園」と改称されました。
記念式典の様子(YLEフィンランド国営放送より)
http://svenska.yle.fi/artikel/2014/08/09/tove-jansson-fick-egen-park
エスプラナーディ公園
トーベをモデルに父が彫った彫刻は必見
ヘルシンキの中心エスプラナーディ通りの中央の公園には、彫刻家の父ヴィクトルがトーベをモデルとして作った彫刻があります。緑の芝と花が溢れるこの公園を母シグネがトーベをベビーカーに乗せて写した写真が残っています。学校へ行くにも毎日通ったトーベの散歩道です。
ヒルトン・カラストヤトルッパホテル
トーベが室内装飾を手掛けたホテル
トーベ・ヤンソンが若いころ、芸術家をサポートしていたファッツェル社(フィンランドを代表する製菓メーカー)のオーナーに依頼され室内装飾を手掛けた特別室が現在も当時のままの状態で保存されています。当時ファッツェル社所有の建物でした。(ツアーでのみ見学可)
所在地: | Kalastajatorpantie 1, Helsinki |
ムーミンキャラクターズ社
大人気「ムーミングッズ」の会社
世界的な人気者であるムーミンを守り支えている会社です。世界中で作られるムーミングッズをムーミンの物語の世界を守るために管理しています。作者トーベ・ヤンソンの姪ソフィア・ヤンソンさんをはじめ親族の暖かい想いでささえられています。(ツアーで特別訪問)
ソーダーシャール島
幼き日の思い出の場所で、冒険家気分
1965年に出版された『ムーミンパパ海へ行く』の小説で、ムーミン一家は灯台へ向かいますが、その舞台となる島のモデルとされているのがソーダーシャール島です。トーベは幼い日にこの島で父と遊んだ思い出を生涯忘れませんでした。普段忙しくしていた父親と、灯台や吊り橋のある島で、のんびり楽しく過ごした時間はトーベ・ヤンソンにとって特別な記憶だったことでしょう。ムーミンパパのように冒険家気分を満喫できる場所です。(ツアーでのみ訪問)
Photo : Finn Corporation
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