特集
ノルウェー
12~13 世紀まで首都であり、現在は人口約27万人のノルウェー第2の都市。フィヨルド観光の玄関口として、多くの観光客が訪れる街です。
北海に面した港町で、漁業貿易の中心地として発展し、19世紀まで北欧最大の街として栄えました。その繁栄はおもに干ダラの売買で、取引を仕切っていたのがベルゲンに住むドイツのハンザ商人たち。今も当時をしのばせる建物や博物館が残り、中世の雰囲気を感じることができます。
また、文学者ルドヴィク・ホルベルグ(Ludvig Holberg)や作曲家エドワルド・グリーグ(Edvard Grieg)など、ノルウェー文化にひとつの時代をつくった人々を輩出した街でもあります。
ブリッゲン(Bryggen)地区
ヴォーゲン(Vågen)湾沿いに三角屋根の木造家屋がずらりと並ぶブリッゲン地区は、ベルゲンの人気スポット。中世ノルウェー建築の代表的な例として文化遺産に登録されました。建物同士が入り組んだおもしろい構造になっていて、まるで木造迷路のようです。火災で一部の建物は消失してしまいましたが、現在はアーティストのアトリエやショップ、レストランなどとして利用されています。ハンザ都市として栄えた時代を感じながら、ゆっくりと散策を楽しみたいエリアです。
フロイエン山ケーブルカー
標高320mのフロイエン山(Fløyen)へ登るケーブルカーです。最大傾斜26度、全長844mを7分で結んでいます。
頂上ではベルゲンの街並が一望のもとに見渡せる人気の展望台です。
登山道も整備されているので、徒歩で下山することもできます。
魚市場(Fisketorget)
湾湾に面した広場に建つ魚市場は、いつも地元の人々や観光客で賑わいを見せています。新鮮なシーフードを味わうなら、ぜひ訪れたいスポットのひとつ。その場で買ってすぐ食べるなら、塩ゆでのエビ、スモークサーモンのサンドイッチなどがオススメです。
店先に並んだ商品を眺めるだけでも楽しい気分になれます。